Takatani architect atelier




 




●●平面計画の大切さ●●


常々私は、「住まいを決めることは、人生を決めること」と色々な場所に書いています。
というのは、住まいによって家族の暮らし方や接点のあり方は、全く変わってくるからです。
いつ顔を会わせるのか、どんな時、誰と同じ空間を共有するのか・・・
もちろん住まいの置かれる外部の環境(外観や利便性、自然環境等)も影響するのですが、今回は内部空間についてお話します。


「平面計画」といっても、実際の建物では物事を平面的にだけで考えることはできません。
ですから実際には「空間計画」や「動線計画」と言った方が近いかもしれません。

私達は設計の依頼があるとまずはじめに、時間的なこと(完成希望時期)や予算的なことと一緒に、その場所でどんな生活をイメージしているのかをお聞きしています。
実際には質問表を利用したり、具体的な例を挙げながら口頭でお聞きしたりします。

家族間の距離や役割分担などは各家庭で様々です。どんな空間のつながりが心地よく、効率的かをたくさんの事をお聞きして検討するのです。

私達がする提案は必ずしも今の生活に近いものになるとは限りません。発想の転換でまったく違う考え方のプランを提案させていただく事もあります。大抵は2,3案をお持ちして、家族の方の意見を聞くようにしています。
みなさんでいろいろ話し合い、その家でのイメージをふくらませながら、楽しみつつ進めていければと思っています。

予算が限られ、ローコストな住宅を計画する際でも、この空間の連続次第で豊かな住空間を生み出す事が可能です。ローコストだからこそ、この部分に力を入れるべき、とも考えています。


質問についてキッチンに関する一例を挙げておきます。

・お料理は主にどなたがしますか?・・・寸法、スペースの検討
・お料理には時間をかけますか?・・・・スペース、設備の充実度
・他の方もされる事がありますか? 頻度は?・・・スペース、設備の充実度
・片付けは得意ですか?・・・キッチンはオープン?クローズ?
・臭いや空調の効きは気にしますか?・・・キッチンはオープン?クローズ?
・使用予定の食器棚や冷蔵庫があれば寸法を教えてください。・・・スペースの確保
などなど

そうして、世界にひとつだけのあなたの家が出来上がっていくのです。